日本の児童虐待について、どう感じますか?
日本の「時事通信社」の記事によると・・・、以下一部抜粋
「2011年に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、前年比32件増の384件、被害児童は38人増の398人で、いずれも統計を取り始めた1999年以降、過去最多だったことが16日、警察庁のまとめで分かった。」
「虐待で死亡した子どもは前年より6人増えて39人。ゼロ歳児が10人と約4分の1を占めた。このほか、心中事件に巻き込まれたり、出産直後に遺棄されたりするなどして33人が死亡した。」
「児童虐待の摘発件数は6年連続で増加し、02年以降の10年間で倍増。近隣住民が虐待の恐れがあるとして通報するケースなどが増え、早期の発見、摘発がしやすくなったことが理由とみられる。」
この上記の記事で注目したい点は、勿論、児童虐待の件数が前年度より上回ったという事もあるが、個人的に注目したのが、
赤字の部分です。
児童虐待の件数が毎年増えているという事と比例して、ご近所の人、コミュニティーで虐待の疑いがあると察した場合に通報するケースが増え、発見に至ったという点です。
これは、大きな進歩だと感じました。
特に核家族化が進み、近所付き合いが無くなってきた日本において(日本以外でも同様ですが・・・)、コミュニティー全体で子供を守ろうという行為が行われているのではないかと感じます。実際は、「勇気を出して、虐待の疑いがある家を通報する」という事です。
「通報」という行為は、時には判断が難しいですよね?
もしかしたら、単に子供が泣いているだけかもしれませんし・・・。
しかし、
間違っていても良いのです。
「虐待が行われているかも知れない・・・」って薄々感じていたにも関わらず、通報しなかったが為に幼い命が救えなかったという方がもっと重大なミスになるのではないでしょうか?
本来は、コミュニティーの目が見張るということでは無く、コミュニティー全体で子育てが出来る環境を作って行く事が理想だと言えます。
今の社会、幼い子供を連れていると色々と煙たがられたりする事もあるようです。
何故、そんな社会になってしまったのでしょうか?
我々人間は、みんな生まれた時は、赤ちゃんだったのを忘れてしまっているのでしょうか?
赤ちゃんは、泣いて当たり前なのです。それを「泣き声がうるさい」と言われたりするのは、子育てを頑張っているママさん達を追い込んでいきます。
子供をあやすのが下手な新米ママさんに、先輩ママさんや子育てを終えた世代の方々がもっとアドバイスをしてあげたら良いのではないでしょうか?
ここオーストラリアでは、公園などを歩いていると、知らない人とすれ違う際には「Hello」と声を掛けあいます。こういう風に日本でも、もっとみなさんが気楽に挨拶がかわせるくらいの気持ちの余裕をもって人間関係を築いていきたいですね。
また、オーストラリアで子育てを行っている日本人のママさん達も色々と子育てに奮闘している事だと思います。旦那さんが日本人でない方は、おそらく「異文化」という点で子育てへの仕方も多少なりとも意見が食い違ったりする事もあるでしょう。また、日本と違って海外で子育てをするという事は、自分の両親や友人の「助け」という面が少ない為に、お母さん達が抱えるストレスも大きいのは確かです。
初めての出産を海外で行う事への不安。
出産してからの子育て、お母さんになるという事への不安などあるでしょう。
プレイグループなどの先輩ママさんに聞いてみる事も勿論良い方法だと思います。
また、このKOKORO no SPAでも、ママさん達の要望があれば、「母親学級」を開催していこうかと思っております。同じくらいの月齢の子供を持つお母さん達が集まって、色々と話しをしながら、専門家である私からも勿論アドバイスをさせて頂きます。
児童虐待は、育児に追われているママさん達、誰にでも起こり得る事です。
子供と接していて疲れる事は、勿論ありますよ。
いつもニコニコしていられない時だってありますよね?
もしちょっと疲れたな、この育児の悩みを聞いてもらいたいなという方は、お気軽にご連絡下さい。
気持ちの切り替え方、子育てのテクニックをお伝えできるかと思います。
育児相談や母親学級などのお問い合わせは、kokoronospa@gmail.comまで・・・。
ママさん達が楽しんで育児が出来るようにお手伝いさせて頂きます。