こんにちは。
今回は、「利き手の矯正」についてお話ししていきます。
現在、3歳児クラスでレッスンを受けているお子様のお母様から書く事だけでも「左利きから右利きに矯正させたい」というご相談がありました。
お母様も左利きという事もあり、小さい頃に色々と苦労した点があったという理由から子供には右利きに出来たらと思っていらっしゃるというお話しでした。
今は、左利き用の教材も沢山出ていますので、昔ほど左利きの人が不自由だと感じる物は無くなってきたかと思います。
一番、難しかったのは、「ハサミ」だと思いますが、今は左利き用のハサミもありますね。
今回のお子様に右利きへの矯正のご相談があった大きな理由は、「文字を書く事」でした。
英語圏で生活するのであれば、アルファベットだけですが、日本で生活をする、日本語もしっかり習得させたいという事になりますと、ひらがな、カタカナ、漢字と日本語は書く事がとても複雑です。
日本語を書くにあたって、やはり左利きより右利きの方が良いというお母さんの判断もありまして、今、お子様はレッスンの中で右手でクレヨンを持つように指導をしています。
どのお子様も乳児の頃は、何でも持つ時には指先ではなく手の全体を使って握りますよね?
スプーンやフォーク、クレヨンにしても先ずは握り持ちです。
そのあと、少しずつ指導しながら握り方を変えていき、正しく指を使って握れるように切り替えていきます。
先週と今週の2回目ですが、3歳のお子様はとても上手に右手で絵を描いています。正しくクレヨンを持つ事により筆の動きも良くなりました。また、左手でクレヨンを持っていた時は、クセがあり、正しくクレヨンを握れていませんでしたが、右手では正しく握る事が出来ています。
指導の仕方は、お母様にもお知らせしていますので、ご家庭でも声掛けをしている様子で、右手への矯正を開始してから2週目で早くも右手で絵を上手に描けるようになっています。
今回のケースは、お母様からの依頼があっての右利きへの矯正ですが、ご家庭との協力もありスムーズに進める事が出来ています。
無理に矯正させようとしても逆効果になります!
子供が受け入れやすいような言葉かけ、焦らず見守る体制があれば、良いですよ!
KOKORO no SPAの乳幼児教室では、少人数制だからこそ、一人一人に目を向け、細かい指導をしています。